活性炭製造装置販売

活性炭製造装置の製造販売をしています

地域に賦存する未利用バイオマスを原料として活性炭が出来ないか?
地域で使用している輸入活性炭と代替できないか?
里山を覆いつくす荒廃竹林の竹を原料とした活性炭製造で地域活性化は可能だろうか?
売り物にならない間伐材、端材、細材、などから活性炭を製造出来たら林業の振興は可能だろうか?
 
竹、杉、コーヒー滓、などの有機物から活性炭を製造する研究は過去多くの研究者によって行われ、論文もたくさん発表されています。
そうした原料からできる活性炭と従来のヤシ殻原料あるいは石炭原料の活性炭との性能比較評価もなされてきました。
しかし産業化されなかった。何故でしょうか?
「日本で製造するとコストが高い。」、「簡単に製造出来ない、特殊な技術が必要だ。」
などなど・・・理由は様々あります。
しかし、何と言っても未利用有機物から一気通貫で活性炭にする製造装置が無かった事が最大の原因です。
 
当社が開発した活性炭製造装置及び活性炭実験製造装置を紹介します。実際に当社の工場で稼働している装置です。
 
株式会社エム・イー・ティーでは地域にある不要な物・未利用な物を有用な資材である活性炭に生まれ変わらせる為の装置の製造販売をしています。それにはまずお客様のご要望を充分にお聞きしてから、オーダーメイドで活性炭製造装置を造り販売という流れになります。
 

仕様

お客様のご希望の対象原料、活性炭レベル、数量などによって、活性炭製造装置をカスタマイズして設計していきます。
仕様についてはご相談ください。
これら装置を利用しての受託研究、OEM・ODM生産、4ステップ技術サポート、も承っております。
 

フロー図
製造プラント
製造プラント
活性炭実験機
活性炭実験機 

特徴

バイオマス原料から一気通貫で活性炭を製造できる装置である為に、以下の特徴とメリットが得られます。

特徴 理由 効果
抜群のエネルギー効率
  • 炭化工程・賦活工程が連結しているため、エネルギーを融通しあえる
  • 連続式炭化工程から定量的に発生する乾留ガスを燃焼してシステムの熱源としている
  • 追加投入する燃料は不要(スタート時のみ)
  • 原料の乾燥は不要
  • 駆動モーター電力を必要とするだけ
小規模・高生産性
  • 長時間の反応が必要な賦活工程をパッチ式にして装置の小型化に成功
  • 冷却せずに次パッチに移行できる為、生産性が高い
  • 原料が発生する場所に工場を建設できる
  • 20m四方の面積に収まる設備で200トン/年の活性炭を製造できる
多品種少量生産
  • 製造条件に変更が容易にできる
  • 活性炭の吸着性能を左右する細孔構造の調整が可能である為に、用途に合わせた活性炭製造ができる
ブレない品質
  • 製造条件を均一かつ安定化できる為、再現性の高い製造が可能
  • 活性炭製品のロット間でのバラツキがない

製造方法の違い

製造方法の違い

■相違点

  1.  METは、原料から活性炭まで1ストップの製造工程
  2.  METは、燃料が不要
  3.  METは、設備がコンパクトで高い生産性
  4.  METは、多品種少量生産に対応可能

従来方式との比較

  装置・工程の数 エネルギーコスト 品質の安定 環境面
従来の方法 2
(国をまたぐ場合も)
乾留ガスは利用されない 炭化工程は庭先のドラム缶で行われている場合もある CO2排出量が多い
MET 1 発生する乾留ガスをエネルギーとして利用 全行程の条件を数値管理する為、品質は安定 CO2排出量は従来方法の1/2

自社開発活性炭の製造事例

  • 竹原料の活性炭(調湿用、炊飯用、飲料水用、脱臭用)
  • 樹木原料の活性炭(排水中のCOD除去用、排水中の界面活性剤除去用、脱色用、天ぷら油再生用)
  • フェノール樹脂原料の活性炭(化粧品用、分子篩用)

OEM・ODM生産事例

お客様が持ち込まれた原料から御希望スペックの活性炭製造

  • コーヒー滓
  • 柚子油搾り滓
  • 桐端材
  • 果実種
  • 木の実外殻
  • 籾殻
    など多数